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2017.01.25 Wednesday | - | - | -
602号室と私。

名残惜しい624号室に別れを告げ、運ばれてきたのは602号室。
個室かとおもいきや、病棟唯一の2人部屋なのです。
正直個室は、金額も気になるし、めちゃくちゃ乾燥するし寂しいしなので
部屋のサイズは大部屋と同じなのに2床しかないという状況は結構気に入っておりました。
同室の人がいれば、そっちにナースもくるしね…きっと寂しくないよね、と。

で、先客ありでした。
正直、この一月ちょい、
私はコミュ障にもかかわらず、異様に当たりのいい人間関係を築けていたため
ちょっと調子に乗っておりました。同室の人に聞いても、ナースにきいても、
「花綾さんなら、どこいってもやってけるよー」といわれる始末。
そんな賞賛初経験ですよ!(賞賛?)
調子乗るあたりコミュ障だなこんちくしょうと思いますがそれはともかくとして、
とりあえず調子のっておりました。何度言った。
つ ま り
新しいところでも、仲良くやってけるとおもったんだよねー………

最初にお向かいにいた方の名前は、もう思い出せません。
なぜかどうも思い出せない…とりあえずHさんとでも呼びましょうか。
最初に部屋に来た時点で、Hさんのカーテンはきっちりしまっており、挨拶ままならず。
なので、私側のカーテンを、30cmくらいあけておいたのです。
何かの拍子に、挨拶できるように。
なんせベッド上安静、シャワー禁止、トイレは尿管、大はナースに車椅子で連れて行ってもらう
という状況なので、そこいらでばったり、「あらこんにちわ同じ部屋ですねうふふ」なんてのは無理っぽい。
せめて、ふと目があったときにでも、挨拶せねば!!人間隙間あいてると見たくなるもんだよね!
(どう考えても、最初の挨拶師損ねた事件がトラウマです)

で、そのチャンスがきたのです。
カーテンからでてきたHさん。あ。目が合った!行け!俺!
「こんにちわ〜」
「………」



無  視  か  よ  


目が実はあってなかった。
タイミングがずれてしまった。
実はHさんはまだカーテンのなかで、外に出てきたと思ったのは妄想。

ってことは、一切ありません。
あ、これはやばいな…とちょっと感じたのですが
まあまあまあ人と接したくないタイプの方もいらっしゃいますよね、うん、私が悪かった。
調子乗ってたキャっ恥ずかしい(*>ω<*) 

…てことで、その後時間をかけて、わざとらしくないようにそっとカーテンの隙間は閉めました。
それから残念だけど会話もなく、無事その方は出産されていきました…
ならよかったんですけどね!
いろいろ…あったんすよ………

↓以下いろいろ

・頻繁に誰かに電話なさる。それはいいんですが、その内容すべてがネガティブ。
 笑い声とか一度も聞いたことない。もう死にたいわ とか他人が信用できへんねん とか普通に言ってる。
・かなりの時間出歩いているため、常注点滴のバッテリーがすぐ切れてどこもいけへん!と怒っている。
 いや、あなた安静指示ですから…
 そのうえ、お出かけ中もすぐ充電できるように、充電ケーブルもう一個よこせ、と訴える。(却下される)
・朝の6時から部屋の入り口付近の廊下で電話。(扉はあけっぱなしが通常なので、廊下でも丸きこえ)
 内容はといえば、上の子が夕飯何食べたかとか。
・これは人の勝手だろ、なんですけど、電話が唐突に終わる。じゃあまたね、とか、バイバイとかない。
 捨て台詞吐くわけでもないけど、急に静かになるのでむしろびっくりする。
・ナースコール呼んでも、何も喋らない。押すだけ。「どうされました〜?」とか聞かれるのに。
・ほぼ毎日ご主人とお子さんが面会に来られるが、ほぼ確実に喧嘩になり結構な音量でバトル。
 途中からデイルームに移動。(←これはありがとう)
 基本的には面会はデイルームなんですが、二人部屋で4人部屋よりもあまってるスペースが多いので、
 この後入れ替わり立ち代り入ってきた患者さんも、結構ご家族まったり過ごされる方多かったです。うちもですけど。
・髪が洗えなくてイライラするねん…といつも言ってる。
 で、火水土とか月木金とか、決めて洗いたいとずっとナースに訴えている。
 名誉のためにいっときますが、ここのナースほぼ毎日「今日は髪どうしますか〜」とかきいてくれます。
 が、切迫早産患者とかは安静第一、子宮の張りとの兼ね合いもあり、洗えるかどうかはその日による。洗髪台の空き具合もある。
 結局二日に1回くらいは洗ってもらってましたが、そのやりとりの声にナースの疲労が垣間見えました。
 「ナースも人間ですからね〜」といったひともいたな…その人に、じゃないですが。
・ごくごく、私個人的な問題なんですが、すっごいすっごい苦手な、親戚のおばちゃんに声が似ていて、苦手感倍増。
 
言ってしまえば、私が一番大変でかわいそうなの!な人に見えました。
まあ、破水していつ生まれるかわからんし、けど週数まだまだやし…ここまで順調にきてたし上の子の時はめっちゃ普通に産めたしっていう心理ストレスのせいかとも思ったんですけど、最後のほうには、性格なんだろうなあと思いました。


正直、私が耳ざといのが悪いんだとも思います。
今こうかいてて、「え、何花綾ってこんな人のプライベートに聞き耳たててんの?怖っ!キショイ!」
っていう人もたくさんいるだろうなあ…と思います。ま、そのとおりなんですいませんごめんなさい。
でも、そういうひとは、きっと、ききたくないことを聞かずにいれるひとなんだろうなあ…
必要ない音、聞きたくない音は意識からシャットアウトできればいいんですが、
できないんです。且つ入ってきた情報を自分で考えてしまう。
でもって、体調もイマイチなせいかもですが、すっごい感化されやすくて
まー、簡単に言えば、人の話で自分が欝になる、的な。


マグセントで体しんどくて部屋から動けない状況で毎日毎日こういう音を聞いてたらね、
完全に病みましてね私。
耳栓かってきてもらったりとかしたんですけど、意味ないですね。
ちょっとずつちょっとずつ元気がなくなって、(ナース目線でも、花綾が元気がなくなってきてると見えたらしく、仲良くしていたナースのHSさんには「花綾さん、今一番しんどいのはなに?」と聞かれて、つい愚痴ってしまったり…)

ある夕方、限界に達したらしく、旦那がくるなり号泣しました。
「もうやだ…もう聞きたくない」
もー、いくらでも涙出てきましたね。

で、これはあかんと思ったらしく、旦那が、その日の夜勤担当ナースを捕まえて交渉してくれました。
そしたら、その後、お腹も張るしで、NST臨時でつけるのに、別室でどうですか、といわれ
行ってみたら、師長さんがいらしまして。
ああ、あの部屋でできない話をしようということなのね、と察しました。
結論から言えば、今日は無理だけど、二三日中にHさんを大部屋へ移動できると思うから
それまで耐えてくれるか、ということでした。

耐 え ま す と も 

勢い込んで答えそうになりましたが、泣きつつ安静にしつつ小一時間くらいお話してもらいました。
師長夕方から勤務だったらしいんですが、来るなり数人のナースに「津田さんがあああああ」ととっつかまったらしいです。
あははいろんな人に泣きつきすぎたか、ごめん師長さん。


数日後、無事にかわっていかはりました。
正直交渉に応じてくれるのか?あの人が?と思いましたが、さすがナースはプロですね。
すんなりすんなり移動していかれましたわ…でも、
この部屋は、重病の人がはいる部屋ですからね〜Hさん落ち着いてきてるし、大部屋行きましょうね〜と説明するナースに、
「私も十分重病人やけどな」
といったのが忘れられません(苦笑)


この日は、一晩誰もこなかったかな…
広い部屋は静かで、ナースもほとんどこないしでさびしいけど、かなりほっとできた日でした。
 
2015.04.21 Tuesday | 出産話 | comments(0) | -
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